周恩来総理詩碑



中国の周恩来総理の詩碑は、保津川の渡月橋上流300〜400mほどの北岸にある小高い丘の亀山公園の入り口のすぐ近くに、対岸の嵐山に向かって位置している。この公園に散歩に出向く度にこの区域に立ち寄るが、ほとんどの場合先客に遭遇する。
訪れたのは、ちょうど4月の中ごろ、詩碑は満開の桜のなか、中国からの訪問客に囲まれて佇んでいた。石に刻まれた「雨中嵐山」の詩は、若き日の周恩来総理が、日本留学を打ち切り中国に帰国するにあたって、京都に立ち寄った際、雨にかすむ嵐山の風情に感動し、作詞したものとされている。時は移り数十年を経たいま、母国からの若い訪問者たちに詩碑は何を感じるのだろうか。


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