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流れをさかのぼって  嵐峡を行く船  嵐峡山桜

亀山公園を上がりきると視野が開け、展望台から嵐峡の谷底から空まで一望のもとに見渡せる。保津川下りの船や連絡の船が行き交い、水面がまぶしく光る。 峡谷のあちこちには満開の山桜が点在し白く輝いていた。左側の対岸には、旅館があり、その横から大悲閣への参道が七曲りに上がっている。険しい山の中腹に大悲閣がかすかに望まれる。右岸には、時折トロッコ列車が見え隠れして通りすぎる。